スバル・ヴィヴィオRX−R

スバル・ヴィヴィオRX−R


スバル・ヴィヴィオRX−R1
・年式:1992年
・排気量:660cc
・ボディカラー:レッド
・走行距離:14.5万km
・車検:2016年9月
・修復歴:無し
・装備:5MT、スーパーチャージャー、エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウ、アルミホイール、タイミングベルト交換済み、クラッチ交換済み、足回り交換済み、シフト回り交換済み、リアウェザーストリップ交換済み

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スバル・ヴィヴィオRX−R2 諸元表
・モデル名:スバル・ヴィヴィオRX−R
・モデルイヤー:1992〜1998年
・全長×全幅×全高:3295mm×1395mm×1375mm
・ホイールベース:2310mm
・トレッド前/後:1220mm/1200mm
・車両重量:700kg
・前軸重/後軸重:450kg/260kg
・乗車定員:4名
・エンジン型式:直列4気筒DOHC16バルブインタークーラースーパーチャージャー
・駆動方式:FF
・総排気量:658cc
・最大馬力:64ps/7200rpm
・最大トルク:9kgm/4000rpm
・ボアストローク:56 .0mm×66.8mm
・圧縮比:9
・燃料供給装置:電子制御マルチポイント燃料噴射
・燃料タンク容量:32リットル
・変速機:5MT
・サスペンション前:L型ロアアームストラット式独立懸架
・サスペンション後:デュアルリンクストラット式独立懸架
・フロントブレーキ:ベンチレーテッドディスク
・リアブレーキ:ドラム
・フロントタイヤサイズ:155/65R13
・リアタイヤサイズ:155/65R13
・新車当時の価格:109万8000円(1992年当時)

※諸元表はネット等から得た情報ですので現車と異なる場合があります。異なる場合は現車を優先しますのでご了承下さい。


スバル・ヴィヴィオRX−R3 みなさんご存知の軽自動車最速クラスの1台、ヴィヴィオRX−Rです。この車は色々な意味で伝説の車です。何しろ後にも先にも無い、軽自動車でWRC優勝(A−5クラス)と言うとんでもない車です。660ccと言う小さい排気量でありながら、一時はトヨタ・セリカを上回る順位だったり、自動車雑誌のテストでは182km/hと言う軽自動車どころか、当時の普通車でも限られるような最高速度を記録したり、数々の伝説を残しています。既に発売から23年が経とうとしていますが、2015年現在でもジムカーナやワインディング等ではかなりの速さを見せてくれます。2000ccクラスのノンターボ車となるとヘタするとヴィヴィオの方が速かったりするので油断出来ません。「走りを楽しめる車が欲しいんだけど、家庭の事情で軽自動車しか選べない。」と言う方にはピッタリな1台です。


スバル・ヴィヴィオRX−R4 今でもそうですが、昔から軽自動車に搭載されるエンジンは3気筒が主流でした。しかし、スバルは高回転の滑らかさ等に拘り4気筒エンジンを搭載していました。RX−Rは直列4気筒DOHCエンジンにスーパーチャージャーを組み合わせ、低回転からでも凄まじい加速を見せてくれます。RX−Rのスーパーチャージャーは作動音が結構大きく、当時のCMでもジェット機のようなサウンドが流れていました。私も「さすがにあの音はCM用に音だけ大きくしてるんだろう。」と思っていたのですが、実車に乗ったらまったく同じ音がして感動したのを覚えています。車好きならかなり魅かれる独特なサウンドです。現在の車は「出来るだけ静かに。」と言う方向性の造りが多いですが、この時代のスポーツカーは耳から入る刺激も大切にしていたので車好きには楽しめる音がたくさん入って来ます。


スバル・ヴィヴィオRX−R5 RX−RはRX−RS1とRX−Rスペシャルと言う2種類の記念モデルと、RX−RAと言うモータースポーツ用のベースグレードもあります。RX−RAはエアコン、パワーウインドウ、電動ミラー等が省かれ、専用のエンジンコントロールユニット、1〜4速のギア比がクロスした専用ミッション、コイルスプリングのバネレートやショックアブソーバの減衰力等が専用に設定された強化サスペンションとリアに機械式LSDが装備されています。車重もRX−Rよりも20kg軽量化され、まさにレース用のマシンでした。WRCに出場するだけあって、非常にどのモデルも速かったようです。しかし、残念な事に販売されたのがかなりの少数だったので中古車市場でお目にかかる事はまずありません。「上記3モデルじゃないと絶対に欲しくない!」と言う方は別ですが、速さを求めるだけなら通常のRX−Rを買ってチューンした方が早いし安上がりです。


スバル・ヴィヴィオRX−R6 ヴィヴィオRX−Rはご覧のようにハッチバックタイプもボディを採用しています。スズキ・カプチーノ、ホンダ・ビート、マツダ・AZ−1等のスポーツモデルと1番違うのはここです。正直な話、カプチーノやAZ−1とヴィヴィオRX−Rを比べると速さはそこまで差はありません。駆動方式やエンジン搭載位置の違いはありますが、どのモデルも非常に近い実力を持っています。同じような実力ですがカプチーノ等は2人乗り、ヴィヴィオRX−Rは4人乗りなのです。これは車を1台しか所有出来ない方や、家族持ちで通勤用車として検討されている方にはとても大きなアドバンテージです。「通勤用だけど買い物にも使えるし、いざと言う時は4人乗れるから。」と言うのは奥さんを納得させる大きな武器となるハズです。ちなみにヴィヴィオRX−Rは同社のスバル・インプレッサやスバル・レガシィのオーナー様が乗り換えるケースが非常に多いです。やはり「維持費を軽くしたいし利便性は確保したいけど、刺激的な車が欲しい!」と言う拘りがあるのだと思います。


スバル・ヴィヴィオRX−R7 現代のスポーツモデルでもなかなかお目にかかれないような派手な内装です。ブラックとレッドの比率を比べてみると、若干レッドの方が多いように感じます。この時代のスポーツモデル全般に言える事ですが、走る事をメインとしているせいか内装はかなり簡素です。快適装備はオーディオ、エアコン、パワーステアリング、パワーウインドウくらいです。これは「余計な装備を付けて重くなるくらいならいらない!」と言うメーカーの意思だと思います。最近の車はクルーズコントロールやポジションメモリー付パワーシート等の豪華装備も搭載されています。確かに便利な装備ですが結果的には重量が増え、1つ上のコンパクトカーと同等か重い車重となってしまっています。「軽さは武器。」と言う昔から走りの鉄則をきちんと守った結果の簡素な快適装備なのだと思います。


スバル・ヴィヴィオRX−R8 リアシートもフロントシート同様の配色でとてもスポーティです。旧規格の軽自動車ですので「大人がゆったり乗れる。」とは言えませんがきちんと大人2人が乗車出来ます。個人差があるので何とも言えませんが、フロントシートを1番後ろのポジションにした状態で身長180cmの成人男性に乗ってもらったところ「足元がちょっと狭いけど1時間くらいなら余裕で乗れる。」との事でした。ちなみに上記男性にフロントシートを1番後ろまで下げた状態で乗ってもらったところ「ペダルまでちょっと遠いから1番後ろから1つ前のポジションが丁度良い。」との事でした。繰り返しますが成人男性で身長180cmと言っても個人差があります。足の長さや腕の長さ、体型によって感じ方はそれぞれですのであくまで目安程度の参考にして下さい。


スバル・ヴィヴィオRX−R9 解る方が乗ると「ハッチバックの旧規格の軽自動車とは思えないくらいボディ剛性あるね!」と言う意見を頂きます。ハッチバックはリアの開口部が大きくなるので剛性的には不利なのですが、ヴィヴィオは違います。ヴィヴィオが開発された当時、軽自動車の衝突安全テストの基準は30km/hでテストされていました。しかし、ヴィヴィオは普通車の衝突安全テストの基準である40km/hをクリアしていたのです。40km/hで走行中に衝突した時の衝撃は高さ6mから落ちた時と同等の衝撃と言われています。高さ6mと言ったらビルの3階くらいでしょうか?あの小さなボディでこのレベルのテストをクリアしたのですから、ボディ剛性が他車よりも高いのは当然と言えば当然なのです。高い剛性を持つボディがパワーをきちんと伝えてくれるのでラリー等で好成績を出せるのです。


スバル・ヴィヴィオRX−R10 リアシートは可動式ですので倒せばかなりの量の荷物が積めます。最新のトールワゴンと呼ばれるタイプのスズキ・ワゴンRやダイハツ・タント等の積載能力に比べれば全然狭いですが、一般的に使っていて不具合が出る事は無い広さです。余談ですがトールワゴンタイプの車は最大級の車内空間と引き換えにコーナリング能力と高速走行時の安定性が低下しています。そこそこの速度でコーナリングしてもかなり不安定な動きをしますし、高速道路で強風に煽られて恐怖を感じる事が多々あります。カプチーノやビートだとちょっとした荷物でも積めないケースが多く、買い物がそこまで多くない1人暮らしでもストレスを感じる場面が多々あります。ヴィヴィオRX−Rは速さと使い勝手を両立させたある意味欲張りなモデルです。


スバル・ヴィヴィオRX−R11 ちなみにこちらのヴィヴィオRX−RはA型と呼ばれる初期モデルです。A型は1992年3月から1993年9月までの1年半と言う非常に短い期間だけしか販売されませんでした。ちなみに速さを求めて、本気でヴィヴィオRX−Rの購入を考えている方なら「A型は別格に速い!」と言うウワサを耳にした事があると思います。真相は別として「A型だけはノーマルで85馬力出ていた。」や「B型以降はコストダウンされているけどA型だけは拘った造りをしていた。」等のウワサを耳にします。当店ですべての実験をしていないので何とも言えませんが、一応集められたデータからそれぞれのウワサを解析してみました。このデータはヴィヴィオRX−Rだけを何台も乗り継いだり同時所有してた方やプロのメカニック等の意見がベースになっています。


スバル・ヴィヴィオRX−R12 まず1番良く聞く「A型はパワーが違う。」と言うウワサですが、これは本当の可能性がかなり高いです。人によっては「B型のRX−RAよりもA型のRX−Rの方が速い。」と感じるようです。ちなみにパワーが違う原因はカムのリフト量だったり、インタークーラー等のウワサがありますが、1番の原因はECUである可能性が高いです。確かにインタークーラーも違うのですが、専用設計から変わるのはC型以降なのでA型だけが速い原因にはなりません。ちなみにヴィヴィオRX−RはA〜E型までありますが、速さ的にもこのままの順番(A型に近づくにつれて速い。)で速いようです。これはコスト削減や世間的な体裁が原因だったようです。


スバル・ヴィヴィオRX−R13 次に「A型だけが拘った造りをしていた。」とのウワサですが、これは微妙です。上記のようにECUは別モノだった可能性が高いですが他は普通だったと思われます。また、C型までは専用設計のインタークーラーが装備されていたので拘った車と言えばその通りですが、A型だけの話ではありません。A型は公表馬力は64馬力でしたが、実際は80馬力以上出ていたようです。そのため、当時のライバルメーカーから「色々なテストしたけどヴィヴィオRX−Rだけ何かおかしくない?」と言う疑いをかけられ始めたためにすぐにマイナーチェンジをし、公表馬力まで落としたと言う話もあります。しかし、当時は他のメーカーの車も公表馬力よりもかなり馬力があったようなので、最後の話はちょっと微妙な気がします。


スバル・ヴィヴィオRX−R14 ヴィヴィオRX−Rは軽自動車としては異例のニュルブルクリンクサーキットやドイツのアウトバーンでのテストが行われました。ニュルブルクリンクで9分54秒と言うとんでもなタイムを叩き出し筑波サーキットでは1分13秒と言う軽自動車最速の記録を出しています。ちなみに筑波サーキットの1分13秒台と言うとポルシェ・ボクスターやBMW・M3等の世界クラスのスポーツカーと同等のタイムです!厳密に言うとコンマクラスの差はありますし、テストした雑誌やテストした固体によって違うので何とも言えませんが、軽自動車どころか普通車だとしてもとんでもない速さと言う事は解ります。


スバル・ヴィヴィオRX−R15 ニュルブルクリンクをご存知の方なら既にご理解頂けていると思いますが、ニュルブルクリンクを走り切れると言う事はかなりレベルの高いボディ剛性と足回りを装備していると言う事になります。ニュルブルクリンクは1周20.832kmで180を超えるコーナーが連なり、コースの高低差は300m、激しいアップダウンがあり、その先には視界を遮るブラインドコーナーが待ち構えている世界で1番過酷な公道サーキットです。サスペンションがフルバンプ(サスペンションが最も縮んだ状態。)するコーナーも多数あり、生半可な足回りでは絶対に攻められません。また、ボディ剛性の弱い車だと1周しただけでドアが開かなくなってしまうくらいの過酷さなのです。ニュルブルクリンクを走って開発された車のレベルが高いと言うのはこのような理由からなのです。


スバル・ヴィヴィオRX−R16 ヴィヴィオRX−Rの最高速度は182km/hと言う記録があります。さすがに空力的にはAZ−1には敵わないのでトップの座は譲っております。ちなみにAZ−1の最高速度は187km/hです。この時代の車だと普通車ですら180km/hを出せる車は限られていたと思います。そんな中で660ccと言う排気量に制限のある軽自動車でこの記録は素晴らしいと思います。最高速チャレンジやサーキットのタイムアタックで乗ったレーシングドライバーが口を合わせて「軽自動車とは思えない!」と言っていたのも納得です。また、ゼロヨンは15.5秒とこれまた素晴らしい記録です。ちなみにゼロヨン最速はスズキ・アルトワークスRS/Z(HA21S)の15秒41だったようです。


スバル・ヴィヴィオRX−R17 現在では絶対に無理ですがヴィヴィオRX−Rは「WRCの事しか考えないオタクメーカー。」と呼ばれていた時代のスバルが本気で造ったスポーツカーです。事実、ヴィヴィオRX−Rは軽自動車でありながらWRCに参戦してA−5クラスで優勝しています。WRCのA−5クラスとは排気量1400ccまでの車が対象となります。つまり、当時のフォルクスワーゲン・ゴルフ等の排気量が倍以上ある車と同じクラスで走って優勝していたのです!ちなみに倍以上どころか3倍以上のトヨタ・セリカGT−FOURに迫る速さを見せたりと軽自動車としては異例の活躍をしました。ちなみにヴィヴィオRX−R以外の軽自動車でWRCに出場した車は後にも先にもありません。軽自動車どころか普通車ですらリタイヤが続出する過酷なWRCで、完走どころか優勝出来る性能と耐久性を持つヴィヴィオRX−Rは完全に軽自動車の枠を超えてしまっていると思います。


スバル・ヴィヴィオRX−R18 世間一般ではヴィヴィオRX−Rは「インプレッサの弟。」や「インプレッサを軽自動車にしたらこうなった。」等と言われていますが、実はこれもちょっと違うようです。当時の広報資料ではインプレッサでは無く、レガシィの考え方が基本となっているようです。レガシィで提案された「スバルらしい走りを楽しめる車。」をそのまま軽自動車にしたらヴィヴィオになったと言う事です。ちなみにレガシィはご存知の通り1989年に10万km世界速度記録を達成しています。10万km世界速度記録とは10万kmをずっと走り続けてその平均速度を競うとんでもないテストです。このテストでレガシィは223.345km/hと言うとんでもない記録を出したのです!速さと耐久性、ボディ剛性と足回り等走る事に関するすべてに高クオリティが求められるテストで記録を出せるレガシィと同等の造りをしているので、ヴィヴィオRX−Rはレベルの違う速さなのです。


スバル・ヴィヴィオRX−R19 余談ですがレガシィの10万km世界速度記録は2005年にメルセデスベンツ・E320CDIによって破られています。E320CDIの記録は225.903km/h。1989年のレガシィの記録より2.558km/h上回っています。さて、ここで思うのが「なぜ16年もの間、レガシィの記録が破られなかったのか?」と言う事です。自動車の進歩は日々、凄まじいモノがあります。これだけ進歩しているのになぜ破られなかったのか?一般的に言われているのは「そこまで売上げに関係無いので、各メーカーが参加しない。」と「記録にチャレンジするには膨大な費用と労力、失敗した時のイメージダウンを考えるとリスクが高過ぎる。」の2つです。個人的には後者の理由が正しいのではないかと思います。もし売上げに関係無いのであれば、あの巨大企業のメルセデスベンツがトライするとは思えませんし事実、この記録の話がかなりスバルのイメージアップに貢献しています。16年も前にこのレベルの記録を出せたスバルの技術はやはり素晴らしいモノなのだと実感します。


スバル・ヴィヴィオRX−R20 ヴィヴィオRX−Rは当時としては珍しく、2WDと4WDで装着されていたタイヤが異なりました。2WDはドライな路面でのハンドリングを重視してブリジストンのポテンザ、4WDはオールラウンドな特性を持つミシュランのMXTがチョイスされていました。さすがにメーカー自体がオタクと呼ばれるスバルです。ちなみにスバルが好きな方はオタクと言うあまり嬉しくない単語で呼ばれる事があります。人によってはイヤがるかもしれませんが、個人的にはむしろその呼び方で良いような気がします。ちなみに「オタク」と言う単語に正確な定義はありませんが一般的に「ある趣味や物事には深い関心を持ち、拘るがそれ以外の広汎な知識は欠けている人物。」と言われています。スバルで言うと走る事、スバルが好きなユーザーはスバル車に拘っていると言う事になります。正直、当店の従業員やメカニックはすべてこれに当てはまります。車の話を始めれば寝ないで話せるくらい色々知っていますが、社会を賑わせた芸能界でのゴシップ等のデータはまったくありません。これだけメーカーが拘っているのですから、乗り手も拘った方が集まるのは当然ではないでしょうか?今回のヴィヴィオRX−Rも、個人的にはぜひオタクな方に乗って頂きたい1台です。


スバル・ヴィヴィオRX−R21 そんなマニアックな車種なので、ワインディング等のコンビニで休憩していると同じ仲間と仲良くなれる事もあります。やはり走り系の車が好きな方はヴィヴィオRX−Rの名前は知っている方が多いです。「走り系の車が好きなんだけど、車仲間が少ないからちょっと寂しい。」と言う悩みもすぐに晴れると思います。コンビニでコーヒーでも買って愛車の前で休憩していれば、走り系の車の方は話かけてくれる事が多いです。週末のワインディングの途中にあるコンビニは場所によっては夜中は走り系の車で埋め尽くされる事もあります。楽しく車談義をしてからドライブをして早朝に渋滞が始る前に帰ると言う、車好きならではの週末をお楽しみ下さい!


スバル・ヴィヴィオRX−R22 上記でも書いたようにヴィヴィオRX−Rは走りに拘るスバルが本気で造ったスポーツカーです。見た目は普通のハッチバックの軽自動車ですが、ワインディングやミニサーキットでの戦闘力は普通車を凌ぐ場合が多いです。凝った足回りに軽くて高剛性ボディ、低回転からトルクフルで滑らかなインタークーラー付きスーパーチャージャーを搭載した、直列4気筒DOHCエンジンのおかげでとんでもない速さでワインディングを舞う事が出来ます。しかし、いくら高性能でも最終的にはドライバーの力量です。限界を超えてしまえば操作不能になるのはどの車も同じなので高性能に酔うだけでなく、きちんと限界を把握してから楽しむ事をオススメします。


スバル・ヴィヴィオRX−R23 寒い時期は道路が凍結して滑りやすくなりますがFFや4WDならコントロールは比較的容易です。FRやRR、MRとなるとかなりのスキルを必要としますので一般の方にはオススメしません。ロシア等の寒い国はほとんどの車がFFと4WDなのが理解出来ます。FFはフロントのみの駆動なので滑ったらステアリングで方向を修正しながら、アクセルでトラクションをかけてあげると狙ったラインに乗せやすいです。滑るとフルブレーキングをしてしまう方がいますが、タイヤがロックされてしまってまったく方向の修正が出来なくなってしまうので注意が必要です。ヴィヴィオRX−RはABSは装備されていませんのでドライバーの技量がポイントです。自信が無い方は、雪が降った時に安全な広い場所で低速で練習する事をオススメします。


スバル・ヴィヴィオRX−R24 ヴィヴィオRX−RはFFグレードも4WDグレードも非常に人気の高い車です。どちらのグレードも雪の降るエリアで愛用されている率は高いです。雪の降るエリアは凍結防止剤(塩化カルシウム)や融雪剤(塩化ナトリウム)が巻かれる事が多いです。凍結防止剤とは凍結する前に巻いて凍結自体を防止するモノで、融雪剤は雪が積もった後に雪を溶かすために巻くモノです。塩化ナトリウムは塩そのモノですし、塩化カルシウムもボディのサビを誘発させます。ヴィヴィオRX−Rは人気があるので雪国の凍結防止剤や融雪剤でボディがサビてしまい、グズグズになっている固体を見た目だけキレイにして売られている場合があるので注意が必要です。もちろん当店の車は定期的に下回りを洗浄しているのでまったく問題ありませんのでご安心下さい。


スバル・ヴィヴィオRX−R25 旧規格の軽自動車はサイズが小さかったので非常に車重が軽いです。ヴィヴィオRX−Rは700kgと言う、現在の軽自動車よりも100kg以上軽い車重なのです。車重が軽いと加速や減速、ブレーキや駆動系のパーツの消耗の軽減、燃費等がすべて良くなります。当店のヴィヴィオRX−Rを長期間の燃費テストをした結果は17.9km/Lでした。これはガソリンをフルチャージした状態で毎日の通勤(60%がワインディングロード。)を普通に使い、約400km走ってからまたガソリンをフルチャージして、入ったガソリンの量で走行した距離を割った数値です。スーパーチャージャーが作動する場面もそれなりにありますし、ワインディングのアップダウンを毎日走ってこの数値です!低燃費運転に集中して走ったら20km/Lは超えるのではないでしょうか?ちなみにこれはMT大好きな車バカの当店の従業員が乗った結果です。乗り方によって数値は異なりますのであくまで参考程度にお考え下さい。


ヴィヴィオRX−RがWRCのサファリラリーに出場した時の動画です。サファリラリーは数あるラリーの中でもトップクラスに難易度の高いラリーで有名です。灼熱の暑さにインタークーラーやラジエターを目詰まりさせる埃や泥、突然のスコールや人間の頭クラスの石が転がる未舗装の酷路を100km/hオーバーの速度で駆け抜けるとんでもないレースです。こちらもニュルブルクリンク同様、とんでもないレベルの耐久性と性能が要求されます。ヴィヴィオRX−Rはこの凄まじいラリーでA−5クラス優勝と言う快挙を成し遂げます。排気量が1400ccまで許可されているクラスでわざわざ半分以下の660ccで参戦し、優勝してしまうのですからスゴいどころではありません!「さすがスバル!」と言いたくなる動画ですのでぜひご覧下さい。ちなみにサファリラリーは2002年まではWRCの1戦に含まれていましたが、その後は含まれていません。


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