
・年式:1996年
・排気量:2000cc
・ボディカラー:フェザーホワイト
・走行距離:5.3万km
・車検:2015年10月
・修復歴:無し
・装備:1オーナー車、5MT、記録簿8枚有り、エアコン、CD、パワステ、パワーウインドウ、ブリッツブーストメーター、タワーバー、ナルディステアリング、ターボタイマー、アルミホイール
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諸元表
・モデル名:スバル・インプレッサWRX・STIVer3
・モデルイヤー:1996〜1997年
・全長×全幅×全高:4340mm×1690mm×1405mm
・ホイールベース:2520mm
・トレッド前/後:1470mm/1460mm
・車両重量:1250kg
・前軸重/後軸重:760kg/490kg
・乗車定員:5名
・エンジン型式:水平対向4気筒DOHC16バルブインタークーラーターボ
・駆動方式:4WD
・総排気量:1994cc
・最大馬力:280ps/6500rpm
・最大トルク:35.0kgm/4000rpm
・ボアストローク:92.0mm×75.0mm
・圧縮比:8.0
・燃料供給装置:電子制御燃料噴射
・燃料タンク容量:60リットル
・変速機:5MT
・サスペンション前:ストラット式独立懸架
・サスペンション後:ストラット式独立懸架
・フロントブレーキ:ベンチレーテッド・ディスク
・リアブレーキ:ベンチレーテッド・ディスク
・フロントタイアサイズ:205/50R16
・リアタイヤサイズ:205/50R16
・新車当時の価格:288万5000円(1996年当時)
※諸元表はネット等から得た情報ですので現車と異なる場合があります。異なる場合は現車を優先しますのでご了承下さい。
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前オーナー様がは19年愛情を注ぎ続けた固体です。メンテナンスの記録簿もすべて残っており、素晴らしいコンディションです!軽量コンパクトな上に高剛性なボディ!このボディと名機、EJ20エンジンの放つ尋常ではない走行性能をお楽しみ下さい!「一生モノのGC8が欲しい!」と本気で思っている方にのみお譲りさせて頂きます!現在ではスバルのCセグメント(ミディアムサイズの車を指す。)をメインに担当し「値段と装備、性能を考えるとコストパフォーマンスに優れたセダン。」と言うイメージのインプレッサですが、開発当時の理由は全然違いました。1992年に初めて登場したインプレッサはWRCに勝つ事のみを目的とた戦闘用のマシンだったのです。当時、スバルはレガシィRSで参戦していたのですが、レガシィよりもさらにコンパクトで戦闘力の高いマシンを必要としていたのです。そこで、全長200mm、ホイールベースを60mm小さくしたインプレッサが生まれたのです。全長の低い水平対向エンジンを、低重心とジャンプ着地時のバランスのためにギリギリまで低く、中心に搭載したのは完全にWRCのためだけです。
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「WRC」とは「World Rally Championship」の略で日本語で言うと「世界ラリー選手権」です。世界中のメーカーが自社の意地とプライドをかけて、最新鋭のマシンで戦う「オフロードのF1」と言われるレースです。コースはF1とは違って舗装、未舗装問わず車1台がギリギリ通れるような狭い道からジャンプスポット等、様々な路面状況下です。ドライバーとマシンにはすべての状況下で的確なコントロール及び、ジャンプ後の着地や長い全開走行に耐えられる性能、耐久性が要求されます。この過酷なレースでインプレッサは何度も優勝すると言う素晴らしい成績を残し、スバルは世界中でその性能が認められ一躍有名メーカーの仲間入りを果たしました。
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1993年、スバルは後半にデビュー戦を控えたインプレッサの前に、今年がWRC最後となるレガシィに何としてでも優勝させたかったそうです。第7戦までは4位止まりな上にコースアウトでのリタイヤ等が続き好ましくない成績でしたが、本当のレガシィ最終戦である第8戦のニュージーランドでは初日からアリ・バタネン氏が首位をキープ!しかし、残念な事に2日目にリタイヤを余儀なくされます。そしてそのバトンを受け取ったコリン・マクレー氏が、マシンを労わりながらも怒涛のフルアタックを続け、フォードのフランソワ・デルクール氏の追撃を振り切りトップでフィニッシュ!この瞬間にスバル、レガシィ、マクレー氏全員の夢のWRC初優勝が現実のモノとなります。そして、インプレッサのデビュー戦であるフィンランド戦はデビュー戦でありながら2位入賞と言うライバル達を震撼させる成績を残しました。
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1994年、全10戦フル参戦となったスバルはカルロス・サインツ氏をチームに迎え、マクレー氏とのコンビでインプレッサの初優勝を目指していました。開幕戦から3位と幸先の良いスタートを切り、その後も4位、2位と好成績が続き第5戦のアクロポリスでは過酷な路面でライバル達が脱落して行くのを尻目に快走を続け、ついに待望のインプレッサ初優勝を飾ります!この年はマニュファクチャラーズで1位のトヨタに1ポイント差で2位となりタイトル奪取も現実味を帯びて来ました。下記動画にも載っていますが、この時代に参戦していたWRCマシンのインプレッサは初期型そのままのフロントグリルを使っています。この時代のラリーファンの方が前期型のフロントマスクを好まれる傾向にあります。
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1995年、この年から「スバルはWRCの王者。」と言われる戦いが始まります。ドライバーは前年と同じサインツ氏、マクレー氏のコンビ。開幕戦のモンテカルロからサインツ氏がトップで優勝と言う最高のスタート、そして第3戦のポルトガルはサインツ氏が優勝、マクレー氏が3位とダブルで表彰台に立つ事になりました。そして後半戦のニュージーランドではマクレー氏が3連覇を達成。そして第7戦のカタルニアと最終戦のRACはスバルが1、2、3フィニッシュと言う快挙を成し遂げます!表彰台を独占したスバルは苦節6年目にして念願のマニュファクチャラーズタイトルを獲得しました。
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1996年、スバルはエースのマクレー氏を軸にターマック(舗装路)が得意なピエロ・リアッティ氏、グラベル(ダート)が得意なケネス・エリクソン氏を迎え、万全な3台体制で迎えます。マクレー氏は第4戦のアクロポリスまではプロペラシャフトを折りながらもシーズン優勝を飾る素晴らしい成績でしたが、その後はリタイヤ続きで苦戦。リアッティ氏とエリクソン氏が稼ぎ出したアドバンテージも目減りし、マニュファクチャラーズポイントで三菱にリードされてしまいます。しかし、土壇場に追い込まれたマクレー氏はラスト2戦で起死回生の2連勝を実現。WRC規定変更前のグループA最後もスバルがマニュファクチャラーズタイトルを守りきりました。1997年以降はWRCの規定が変更され、マシン自体が2ドアベースとなったのでこれ以降の成績は省略します。
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上記のようにWRCで戦うために造られたマシンでありながらきちんと日常的な使い方も出来るのがインプレッサの魅力の1つでもあります。ドライバーズシートはもちろん、パッセンジャーシート、リアシートも普通の車と比べても遜色の無い快適さです。トランクのスペースも充分ありますので、使っていて不満はまず出ないと思います。家族5人での旅行のための荷物程度はまったく普通に収納出来る広さです。もちろんウインタースポーツ用のルーフアタッチメントも豊富に販売されているのでどんなスポーツに使っても問題ありません。
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GC8はこの部分がボロボロに腐ってしまっている個体が非常に多いです。この部分がサビて腐ってしまうとボディ剛性が大幅に低下し、本来の走行性能が発揮出来なくなってしまいます。GC8の雨漏りは持病ですが、きちんと定期的に手入れしてあげればこのようにきちんとした状態を保てます。普段はスペアタイヤが納まっているので、フロアの確認はしにくいですが洗車の際等に面倒臭がらずにきちんとチェックする事が大切です。ちなみにスペアタイヤは撮影のために外しているだけです。欠品しているワケではありませんのでご安心下さい。
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個人的にインプレッサが好きと言う事を差し引いても、GC8は本当に惚れ惚れとするようなデザインだと思います。ボンネットのエアダクトやインテーク、バンパーの開口部やフォグランプ回り等、すべてが戦うために造られています。「機能美」と言う言葉が本当に似合う車です。しかし、知らない人から見たら速い車に見えないのもある意味良いところです。まったく車を知らない人が見ると「穴の開いたセダン。」と言う反応でした。
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インプレッサは「峠の王者」と良く言われますが走ってみればすぐに理由が解ります!恐ろしいまでの高剛性ボディと油断してると一瞬血の気の引く加速性能が普通の車でない事を教えてくれます。タイトなコーナーが続くワインディング等では新車価格数千万円のスーパーカーを凌駕する事すらあります。しかし、この高性能に溺れてしまうと自分を見失って事故につながる事がありますので注意です。車の限界が異常に高いので、限界を超えた時のリカバリーは素人にはほぼ不可能かと思われます。
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現在の2リッターターボ車では信じられませんが車両重量は1250kg!!ちなみに現行モデルのスバル・WRXは車重1536kgだそうです。実に300kg近くの増量です。こうして比べてみるといかにGC8が軽いかが解ります。この軽量高剛性ボディとスバルの名機、EJ20がすべてを置き去りにする加速を生みます!ボディ、エンジン、そして世界を獲った4WDシステムが無敵の走行性能を約束してくれます!実際、疲れている時にフル加速を味わうと一瞬頭が白くなる事すらあります。
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「スバルはマニア(オタク)のメーカー。」とあまり嬉しくない呼び方をされますが、メーカー自体がマニアなんですから仕方ありません。「車は何乗ってるの?」と聞かれ「スバル・インプレッサだよ。」と答えて、相手から「スバルなんか乗ってるの?」等とネガティブな事を言われて気になる人は最初から他の車を選びましょう。スバルは働いている方もスバルファンな方が多いのが特徴の1つです。ディーラーの営業マンやメカニック等スバルに勤めている方はスバルのファンが非常に多いです。WRC撤退を発表する時に社長が涙するメーカーはスバルくらいでしょう。
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このようなマニアックなメーカー、車両なので本気で思い入れのある方にオススメです。「速いって言うウワサだからちょっと乗ってみたい。」と言う程度だとたぶん後悔します。「GC8が本当に好きで、今後も乗り続けたい!」と言うくらいの気持ちの方だけご検討下さい。尋常じゃないくらいに速い上に、雨や雪等の悪天候時もトップクラスの走行性能を見せてくれます。その上4ドアですのでご家庭がある方でも大丈夫です。しかしご家族への相談はきちんとする事をオススメします。
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この年式のインプレッサは相場だけを見ると安く感じますが、実際はヒドい程度の固体が非常に多いです。せっかくインプレッサを買ったのにあの脳みそを置き去りにされそうな加速が味わえないのでは意味無いです。ボディのサビや腐り、エンジンの程度やデフ、ミッション等それなりのコンディションを維持している個体を選ぶ事が重要です。インプレッサの弱点をきちんと把握し、もし何かあってもきちんと対応出来るお店を選ぶ事が重要です。
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カーボンメーターパネルです。カーボンの質感とSTIのピンクの文字が気分を盛り上げてくれます。非常に見やすいのですが、慣れるまではメーターを見ている余裕は無いと思います。ちなみに「GC8はミッションが弱い。」と言うウワサがありますが、それは本当に初期型のモデルです。アプライドモデルのA〜B型までは多少弱かったようですが、こちらはC型ですのでまったく問題ありません。ちなみにA〜B型も他のライバルに比べるとちょっと弱いと言う程度なのできちんとした乗り方していればまったく問題はありません。
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ブリッツのブーストメーター付きです!ブーストメーターはステアリング横の1番見やすい場所に設置されていますが、慣れるまではブーストメーターよりもタコメーターを気にした方が良いと思います。ちなみにインプレッサのような4WDターボはトラクションがかかるから雪に強いと言いますが、雪道でのフルブーストはかなりキケンです。かなりのどっかんターボなので、ドライビングテクニックのある方以外は雪道はブーストメーターでブーストをかけないように注意しながら走るのが安全です。
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フロント剛性を上げるタワーバー付きです!GC8はそのままでも充分な剛性がありますが、どうしてもエンジンルームは開口部が大きいので剛性が落ちがちです。タワーバーのおかげで非常にクイックなハンドリングです。フロントの開口部から力が逃げていたのが、タワーバーによってきちんと力が伝わるのを感じられます。整備性も考えられていて、主要パーツはタワーバーを外さなくても大丈夫なように出来ています。ちなみにインプレッサは整備性を上げるためにボンネットがほぼ垂直まで開きますので、エンジンを降ろす等の重整備の時もボンネットを外さなくて済むのです。
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この時代のWRCはほとんどのマシンがゴールドのホイールを装備していたせいか、純正ホイールもゴールドになっています。ホイールのインチアップや社外ホイールをご希望でしたら一緒にローンも組めますのでご相談下さい。ちなみにGC8オーナーにトップクラスの人気を誇るOZ社製のホイールは1本5万円を超えるモデルも多々あるので、後から買うよりも一緒にローンに組み込んだ方がお支払いは楽かもしれません。ホイールを追加した場合の支払いシュミレーションも出来ますのでお気軽にご相談下さい。
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やはりWRC用の戦闘マシンだけあってワインディングが良く似合います。このようなシチュエーションでGC8を走らせると、色々な部分でWRCマシンの片鱗を味わう事が出来ます。ジャンプした後の着地姿勢と低重心に拘った結果の水平対向4気筒エンジン、常に地面を掴みトラクションを抜かない凝った造りの足回り等、普通の車では必要の無い造りが多々あります。「速い市販車を造ったからWRCに出る。」ではなく「WRCに勝つために造った車を市販した。」が正解です。
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厳密に言うと「WRCに勝つために造った車を市販した。」ではなく「改造範囲がそこまで広くないWRCだから、ベース車になる市販車の戦闘力を出来る限り上げた。」と言うのがGC8の生い立ちです。ちなみにWRCのグループNのホモロゲーションは1993年から「連続する12ヶ月間に2500台以上生産された4シーター以上の車両。」となっています。1993年までは5000台以上でした。インプレッサと最大のライバルだった三菱・ランサーエボリューションが「2500台限定!」等と言う限定販売をしていたのはホモロゲーションが理由です。WRC参戦当初はスバルも三菱もそこまで売れると思っていなかったのか、慌てて追加生産を決める事もあったようです。
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「大人しい」とは言い過ぎな気もしますが、ギリギリで家庭を持つお父さんでも乗れる外見だと思います。GC8は後期になればなる程、エアロパーツが派手になるので冠婚葬祭等にはまったく向きません。「本当にGC8が好きで所有したいのだけれども家族から派手な外見はダメと言われている。」等の相談を多々受けましたが、中期くらいまでのGC8なら許可が出やすかったです。もし上記のような悩みがある方は、当店スタッフが一緒に説明しますのでぜひご家族と一緒にご来店下さい。
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近づくヘアピン、視界には大型のボンネットダクトと気分はWRC!思わずサイドブレーキを引いてスピンターンでもしたくなります。インプレッサは市販車で唯一と言って良い装備がたくさんあります。グレードによりますが、センターコントロールデフやインタークーラースプレー等が代表的でしょうか?スピンターンの際にサイドブレーキを引いた時に、駆動系にダメージが無いように強制的にフリーになる解除機能が純正で搭載されているのはインプレッサだけです!また、全グレードほぼラリー仕様の素材が使われているので耐久性の高さも魅力の1つです。
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GC8は燃費が悪いと言われていますが、そんな事もないと思います。当方でしばらく通勤で燃費を計算しましたが、普通に11km/Lは走りました。ちなみに当方の通勤路は峠のど真ん中なので、帰りにそれなりにアクセルを踏むシチュエーションが数回あってこの燃費です。渋滞はほとんどありませんが、アップダウンが激しいのでそれなりに燃費が悪くなる状況でこの数字です。ただし、当方の車の扱いは通常の方よりも全然丁寧です。乗っている時も常に車に負担の掛からない、状況に最適なギアを選んで走ってこの数値です。軽いボディのおかげで普通の道路はほとんど回さないで済むので意外と燃費は良いのです。
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GC8系のインプレッサがWRCで活躍していた時代の動画です!当時はウィンフィールドや555等、タバコのスポンサーが多かったようです。この時代はスバルの黄金期と言っても過言では無いと思います。WRC3連覇にマニュファクチャラーズタイトルを獲得等、インプレッサの戦闘力を世界に見せ付けた時期です!その世界を獲った最高の性能が詰め込まれているのが市販車のGC8です。ぜひ当時のスバルの拘りと、20年以上前に開発されたとは思えない動力性能をお楽しみ下さい。
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